こんばんは、塚田マコです。
話題の映画「阪急電車 ~片道15分の奇跡」を観てきました。
本の虫の私にとって、原作(もちろん先に読んでいた)を超える映画に出会うことはなかなか無いのですが、この映画はとーっても良かったっ
阪急沿線に住む私にはあまりに身近で、この辺に住む人だけが観に行くようなローカル映画なんだろうな~などと大きな思い違いをしていました(どんなパラダイム?!)
ところが東京に住む友人から”有楽町の映画館が満席だったけれども観に行って良かった~~”という話を聞き、空き時間にふと思い立って観に行ったら・・・・
始めから最後まで泣きっぱなし いやホンマに。。
人を泣かせようという作為は殆ど感じられず、でも 泣ける・・・しかもかなり号泣系・・・
それは何故か。
市井の人が生きていく、大きなドラマがある訳ではない日常の中に、誰しもが感じる些細な、でも実は大きな辛さが描かれているから。
そしてそれが「あっても良いよ」と伝わってくるから。
更には「そしてそれ(課題)は乗り越えられるんだ、人生って捨てたもんではないんだ」と映画全体で伝えてくるから、なんですよね。。。
人は誰しも、「そんなこともあるよ」と言って欲しいことを抱えていて、でも正論ではそんなことは「あり得ない」社会性の中で生きていて、そのジレンマがとてつもなくしんどい。
正論をかざされたら、「言われんでも分かっとるわい!」と負のエネルギーが余計増大する。。。
そんな時「そんなこともあるわよ」と後ろから誰かが言ってくれたらどれだけ救われるか。
そしてその救われた気持ちが、自分で自分をフラットに観る立ち位置に戻して行くんですよね。
私達もそうしたお手伝いが出来れば本当に幸せだと思い、トレーナーをやっています。
映画「阪急電車」、コミトレそのものの映画です。
映画自体がトレーナー。
よろしければ是非ご覧になってみてください。
/tkd