「どう言ったら良かったんですかね?」
若いクライアントが私のセッションを受けてこう言いました。
彼は自分が表現したいことが
うまく言葉に出来なくて困っていました。
このような若者が増えているようです。
アナタの部下にもいるかもしれません。
彼は成績優秀、学歴は申し分ありませんが、
人間関係がうまくとれず、出せるべき能力を活かしきれていないようです。

あなたにもこんな悪循環の経験はないですか?
なぜでしょうか。。。
まず、彼は上司に対して全てをうまく表現できないまま最終的に「解決策」を授けられ、試みます
が、この「解決策」がこの事態を作り出した「彼自身のもの」ではないからです。
ここで落ち着いて考えてみてください。
彼には彼自身の課題があったのです。
これがこの場での「彼の課題」であり表現の練習だったのです。
失敗した!と思ったら私たちは振り返りたくなくなりますが、
しっかりおちついて、振り返り同じ失敗を繰り返さないように練習すれば必ず変化は生まれます。
そして、「うまく表現できない」「言葉に詰まってしまう」という場面を回避できるようになってきます。
さて、上司側の課題もあります。
そう、リーダーであるアナタの課題です。
研修講師として伺う機会が毎週ありますが、大抵のリーダーさんは
ほぼ同じ課題を持っていらっしゃいます。
待てない
部下が黙ってしまうと、その瞬間に色々質問したり
速攻で指示を出したりしてしまっています。
もちろん、これは普通で、誰でもやっていることかもしれないのですが、
これが部下が育たない原因でもあります。
部下が黙ったら、ちょっと待ってみる。
「いいよ、ちょっと考えてみなさい」
と振り返って考えられる時間を与えてみる。
面倒だと思うかもしれませんが、少しの時間を
待てないというだけで、部下が育たないのです。
考える時間を与えなければ、冒頭のクライアントのように
いつまで経ってもうまく表現できず、本来彼が持っている能力が
眠ったままになります。
時間を与える
という育て方もあるのです。
そして、その時間を与える時の質問としてお勧めの方法があります。
- 「方法があるとしたらどんなことが考えられる?」
- 「やる、やらないは別としてやれることがあるとしたら?」
- 「合ってる間違ってるは置いといて、自分ならどうする?」
と、評価を気にせず答えを出せたり、答えを出すことへの
抵抗感を下げられるような課題を出してあげるのです。
ちょっとした表現の工夫で、かなりの違いが生まれます。
ぜひ参考にしてみてください。
時間を与える
という育て方です。
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多くはこのようなケースです。
すると
その結果、