リーダーを応援する瀬戸口です。
質問力って知ってますか?
コーチングを研修などで受講された方は
ご存知かもしれません。
部下や子どもとのコミュニケーションで
能力を引き出したり、相手の位置(何をどう考えている)
を把握する上でも、この質問力が要求されます。
昔、私がコーチングを学んだ時は、この質問力を上げる
ように関わることを厳しく言われました。
質問を自分で考え出す、編み出すようにトレーニングする
ことを行うということです。
その昔はこのようにやっても大丈夫だったのですが、
今これをやろうとしてもピンと来ない方が多い。
質問力を上げるにしても、人との関わりの量が以前とは
違っているので、上げるための素となるデーターが以前
より少なくなっているのが原因ではないかと分析しています。
で、質問力を上げる為の例(データーとなるもの)を
お伝えしようと思います。
まず、これは絶対に覚えて欲しい。
何かが起きて相手に状況を訊ねる場合
何故、こんなことをしたのか?
これは禁句です!
これは、相手から言い訳を引き出す質問です。
多くの人が
知らずにこの質問をして言い訳を引き出しては、
言い訳は聞きたくない!!と怒っています(笑)
言い訳を聞きたいわけではなく、状況を事実を聞きたい
場合には、これではなくこのような質問を心がけましょう。
何がそうさせたのか?
何が起きてそうなったのか?
ポイントは 何故 と 何
何故という言葉は攻撃、責めを受けているように
感じてしまう単語です。
アナタもそんな経験有ると思います。
何故、出来なかったんだ?
などと言われると、
ものすごく責められているように思うでしょ?
しかし、発している本人は、単純に状況を聞きたいだけ
ということが多い。
何故は突きつけられた相手が攻撃や責められ感を
抱きやすい単語であることを覚えておきましょう。
そして、ここに
~~だったのか?という過去形がくっつくと
過去を蒸し返して責められている感覚になる
ということ。
どうすることも出来ない過去を持ち出され、責められたと
なると、恨めしさ倍増です(爆)
そりゃ素直に答えようとしないし、人によっては
シドロモドロになって、報告を聞くのに時間ばかり食う
ことにもなりかねません。
一方、
何という単語は、出来事を扱う・事実を扱いやすくする
単語になります。
君の(中の)何がそうさせた?
と聞くと相手は責められたとは感じにくい上、
わが身を振り返ることを始めます。
えーと、私の何が?ですか?
自分の中の何がか・・・・うーーーん。
という具合にすぐに防御の姿勢に行きにくい。
この分、面倒は減ります。
いちいち、防御の姿勢をとられた日にゃ~、
いくら時間があっても足らん!というものです。
明日から、
いや、今日から意識して変えてみましょう。
何故? なんで? ではなく
何が起きたの?
(あなたの中の)何がそう言わせてるの?
必ずコミュニケーションの質が変わります!
GOGO!リーダー!!